design surf seminar 2019

[テクニカルセミナー] Adobe Creative Cloud Tips 50分一本勝負!

レポート

2019.11.25

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前田勝規

株式会社Too
Tooトレーニングセンター Desi 講師

真山千鶴

株式会社Too
Tooトレーニングセンター Desi 講師

Tooは、特別セミナー「design surf seminar 2019 - デザインの向こう側にあるもの - 」を、2019年10月18日(金)に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催しました。 4回目となる今回も、デザインをビジネスの側面から捉えた11本のセミナーを行い、たくさんの方に来場いただき盛況のうちに幕を閉じることができました。当日のセミナーレポートをお届けします。

TooのDTP・Webデザインスクール「Desi(デジ)」講師二人の掛け合いで、Adobeの新しいサービスと、これまでセミナーなどで反応や評判が良かった内容をピックアップして紹介しました。

実践的な内容で熱心にメモを取るお客様も

DimensionとIllustratorとの連携

Adobe Creative Cloudの新しいアプリケーションとして、どんどんアップデートされて新機能も増えているDimensionとXDを紹介しました。

Dimensionはあらかじめ用意されたモデルや3Dデータを読み込んで簡単に3Dのモックアップなどを作れるアプリケーションです。今回は、コーヒーカップのモデルを使い、カップの横にIllustratorで作ったロゴを追加して、背景画像を配置するデモンストレーションを行いました。

CCライブラリの素材の変更を「変更したコンテンツを更新」で再配色

CCライブラリを使って二人でデータを共有するところを見せたり、ロゴに修正が入った設定でIllustratorのあまり知られていない機能「オブジェクトの再配色」を使うなど、シナリオが良く考えられていると感じました。

以後の機能紹介もそうでしたが、Creative Cloudのいろいろな機能やアプリケーションを連携して使うことで、ユーザーの利便性が増えることが伝わってくる内容となっていました。

XDでプロトタイプ作成してiPhoneでプレビュー

XDは主にウェブデザイン用に使われる、デザインとプロトタイプの両方を担うアプリケーションです。XDのデモではおなじみとなったリピートグリッドの紹介では、初めて見たと思われる人が驚きの表情を浮かべていたのが印象的でした。

Macに繋いだiPhoneの画面を表示

Illustratorでアートボードに分けて作った画面イメージのAIファイルをXDで直接開き、画面間にリンクの設定をしてウェブページのプロトタイプを作る紹介では、MacにiPhoneを接続してiPhoneの画面上でプロトタイプを表示させる便利な機能も紹介しました。

モバイルアプリで作ったデータをCCライブラリで共有

iPhoneの画面をMacを通して画面表示したことをきっかけに、Adobeが提供するモバイルアプリとしてCaptureを紹介しました。iPhoneのカメラを使って風景や印刷物からカラーパレットを作ったり、手書きのイラストをベクターシェイプに変換できます。

Captureで作ったカラーパレットやベクターシェイプは、CCライブラリを使ってパソコン上のAdobe CCアプリと連携できます。

話題のiPad用お絵かきアプリ「Fresco」は動画で紹介

Illustratorにない機能をInDesignで補完

IllustratorではできないことをInDesignで補完する例として、InDesignで作ったQRコードと表組みをIllustratorで利用する方法を紹介しました。

InDesign上でExcelデータから表を作成

QRコードはコピー&ペーストでIllustratorにパスの状態で持っていけます。表組みは後からInDesignで修正した場合に反映させられるように、CCライブラリでIllustratorに配置するのがポイントです。

Illustratorでは、アートワークの一部を自然に変形できるパペットワープ機能、Photoshopでは日本語フォントにも対応したマッチフォント機能の紹介もありました。

Adobe CC情報が盛りだくさんのセッション

ほかにも、Adobe FontsのAdobeオリジナル書体「貂明朝(てんみんちょう)」の紹介や、Adobe Stockの使いこなしのヒントなど、Creative Cloudに関する情報が盛りだくさんの密度の濃いセッションでした。

二人の掛け合いも息が合ってテンポも良く、CCライブラリでの連携作業などもコンビでやるからこそ伝わりやすい内容になっていたと思います。

今回の内容をまとめたスライドは撮影OK

今回の内容のキーワードを最初に見せて、最後にそれぞれのキーワードに解説が入ったスライドを撮影OKにする演出も好評で、スマートフォンやタブレットでスクリーンを撮影するシャッター音が次々と鳴り響いていました。

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