探訪!オートデスク株式会社
Tooは、特別セミナー「design surf seminar 2018 - デザインの向こう側にあるもの - 」を、2018年10月12日(金)に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催しました。
3回目となる今回も、デザインをビジネスの側面から捉えた8本のセミナーを行い、たくさんの方に来場いただき盛況のうちに幕を閉じることができました。
また、design surf projectのツイッターアカウント「@designsurfpj」でも当日の様子をリアルタイムに発信しましたので、そちらもよろしくお願いします。
では、速報レポートをお届けします!
A-1
デザインには企(わけ)があり、スタイルには意味がある
【スピーカー】福市得雄 氏/トヨタ自動車 株式会社
トヨタ自動車のデザイン部門を牽引しトップを極めた福市得雄さんが登壇。道を極めた方から直接デザイン哲学を聞ける注目のセッションでした。
チーフブランディングオフィサーとしてトヨタの経営、ブランド価値向上に取り組んできた経緯は大変興味深いもので、ブランド戦略、デザイン戦略についてより深く考えるきっかけになったのではないでしょうか。長年にわたり培ってきたデザインに対する考え方や信念は、幅広い年齢層のデザイナーの心に響いていたと思います。
「デザインには企(わけ)があり、スタイルには意味がある」詳細レポート
「デザインには企(わけ)があり、スタイルには意味がある」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
トヨタ/レクサスのデザイン開発に携わり、チーフブランディングオフィサーとしてトヨタの経営、ブランド価値向上に取り組む福市得雄さんの講演です。裏話、秘話もあるとのことで楽しみです。 pic.twitter.com/OMGvpsfwQR
B-1
メーカーが「顧客体験」に取組む理由とデザインの役割
【スピーカー】石井龍夫 氏/アドビ システムズ 株式会社
元・花王でデジタルマーケティングを担当し、現・アドビのエグゼクティブ・フェローとして活躍。顧客体験を知り尽くす石井さんがお話されたのは、製品開発、広告活動に携わる方々にとって目からウロコな実例ばかり。
インターネットやソーシャルメディアがお客様の生活に浸透する時代、データによる顧客理解が重要であるというお話がありました。パーソナライズされた最適な顧客体験のために、デザインが果たすべき役割をあらためて考える機会となったと思います。
「メーカーが「顧客体験」に取組む理由とデザインの役割」詳細レポート
「メーカーが「顧客体験」に取組む理由とデザインの役割」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
元・花王でデジタルマーケティングを担当、いまはアドビで「顧客体験」について研究され続けている石井龍夫さん。いまの時代の顧客体験について事例を交えて解説していただきます。 pic.twitter.com/f8YwFmiH83
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A-2
働き方を探す旅 ― 変わるデザインという仕事、生まれる新しいライフスタイル
【スピーカー】筒井美希 氏・渡邊徹 氏・横山詩歩 氏/株式会社コンセント
自由な働き方に注目が集まるいまの時代。デザイン会社の株式会社コンセントでは週3勤務で多拠点生活、離島や海外にお試し移住など、メンバーが独自のライフスタイルを実現。創業1971年のエディトリアルデザイン事務所が「なんでもデザインする」組織にたどり着いたかを紐解いていただきました。
三者三様のキャリアやライフスタイルを交えつつ、多彩なジャンルで活躍するお三方による和やかなトークセッションは、会場の皆さまが前向きに「働き方」のヒントを得るきっかけになったのではないでしょうか。
「働き方を探す旅 ― 変わるデザインという仕事、生まれる新しいライフスタイル」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
株式会社コンセントから、筒井さん、渡邊さん、横山さんに働き方について伺います。まずは自己紹介から。 pic.twitter.com/sGZ4V7AYtA
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B-2
きれいの先にあるもの
【スピーカー】赤井尚子 氏/株式会社 コーセー
数々の化粧品を世に送り出し、創業から72年を迎えたコーセー。ハイプレステージブランド「デコルテ」のデザイン開発事例を通して、企業がお客様に届けたい指針と想いを容器・パッケージでどう体現するのかを解説していただきました。
ブランドを強力に表すコスメの世界のパッケージデザイン開発の最前線を見ることができ、企業がひとつのブランドをデザインでどう体現していくのかを実感できる内容でした。
「きれいの先にあるもの」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
コーセーブランド、「アディクション」などのプロダクトデザインを手がけ、現在「デコルテ」をメインとした、ハイプレステージブランドのディレクションに携わる赤井尚子さんの講演です。 pic.twitter.com/YcuHVgLzgT
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A-3
ブラさず伝える!〜デザインアライアンスのためのVisualization(視覚化) & Verbalization(言語化)〜
【スピーカー】吉本和功 氏/株式会社 竹中工務店 山﨑信宏 氏/大成建設株式会社
日本を代表する建設会社2社のプロフェッショナルによるトークセッション、テーマは「伝える」ことでした。建築という大きなモノづくりの世界では、とにかくプロジェクトに関わる人数が膨大。コンセプトをブラさずに伝えることが非常に重要です。
チームコミュニケーション、社内承認のためのプレゼン、専門知識がない人に対してのコミュニケーションなどなど。「ビジュアル」と「コトバ」をいかに洗練させていくのか、提案を印象付ける工夫など、手法やテクニックの実例満載の貴重なトークセッションとなりました。
「ブラさず伝える!〜デザインアライアンスのためのVisualization(視覚化) & Verbalization(言語化)〜」詳細レポート
「ブラさず伝える!〜デザインアライアンスのためのVisualization(視覚化) & Verbalization(言語化)〜」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
日本を代表する建設会社2社のトークセッション。竹中工務店様から吉本和功さん、大成建設様から山﨑信宏さんのご登壇です。テーマは「伝える」こと。 pic.twitter.com/37VL7HCDad
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B-3
制作プロダクションにおけるIT活用事例
【スピーカー】大海晃彦 氏/株式会社 ADKアーツ
ADKグループの広告制作会社、ADKアーツのITチームが、クラウドとモバイルを使い「声の大きいプロデューサーやディレクター、スピードを求める経営陣」の要求にどう応えていったのかを紹介いただきました。
実際にクリエイティブの現場で利用しているクラウドサービスの紹介や、シリコンバレーのトレンドを取り入れた考え方はとても興味深いものでした。
クリエイティブを支えるITと「働き方」は切っても切れない関係です。環境を変えたいと思っている企業のヒントになると嬉しいです。
「制作プロダクションにおけるIT活用事例」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
ADKアーツでITチームを率いる大海晃彦さんのご登壇です。デザイン制作に最適なIT環境について実践例をお話しいただきます。 pic.twitter.com/b9yKmUgbur
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A-4
ヒットのつくりかた
【スピーカー】篠原誠 氏/株式会社 篠原誠事務所 齋藤太郎 氏/株式会社 dof
人気CMを次々世に送り出すCMディレクター篠原誠さんと、昨年の登壇が好評だったコミュニケーションデザイナー齋藤太郎さんの二人による講演です。広告の存在感や役割が変化している現代において今後の広告やマーケティングはどうなっていくのか? 数々のヒット作を生み続ける2人の考えを聞ける貴重な機会となりました。
スマートフォンを使ってリアルタイムに来場者からの質問を受け付けるスタイルで行い、たくさんの質問が寄せられて講演は盛り上がりました。
「ヒットのつくりかた」始まりました! 開始時間が遅れてすみません。#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
大ヒットを生むクリエイティブとは? クリエーティブディレクター篠原誠さんとコミュニケーションデザイナー齋藤太郎さんによる講演です。 pic.twitter.com/AGtAL573XD
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B-4
『「デザイン経営」宣言』と「デザイン経営」の実践
【スピーカー】中村真広 氏/株式会社ツクルバ 菊地拓哉 氏/経済産業省 クールジャパン政策課 デザイン政策室
経済産業省と特許庁が今年5月に公表し、反響を呼んでいる『「デザイン経営」宣言』。この報告書は、デザインを活用した経営手法「デザイン経営」の手法や効果、さらに「デザイン経営」を推進するための政策提言について整理したもの。
まず経済産業省の菊地さんに『「デザイン経営」宣言とは?』を紐解いてもらい、「まさに創業からデザイン経営をやってきました」という株式会社ツクルバの中村さんに、日々模索しながら活動する中での実践例をご紹介いただきました。多くのお客様が資料を写真撮影されており、関心の深さがうかがえました。
(※当セッションは写真撮影OKでした)
「『「デザイン経営」宣言』と「デザイン経営」の実践」詳細レポート
「『「デザイン経営」宣言』と「デザイン経営」の実践」始まりました!#designsurfseminar
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
株式会社ツクルバの中村真広さん、経済産業省で『「デザイン経営」宣言』策定に携わった菊地拓哉さんによるセッションです。 pic.twitter.com/zRBNkuHmyP
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ハッピーアワー
またセミナー後にはホワイエにて、スピーカーの方々、ご参加の皆さまにご参加いただき、お飲み物と軽食をつまみながらの気軽な交流会を開催。最初は少しぎこちなさもありましたが、近い業界の皆さま同士、たちまち会場のあちらこちらで談笑の輪ができていました。
ハッピーアワーでの交流が、新たな発見、刺激、コラボレーションにつながる、きっかけとなれば嬉しい限りです。
全セッションが終了しまして現在はハッピーアワー(懇親会)のお時間です。お酒と軽食を片手に、同じ業界の方もお隣同士な方も、ご歓談いただいています。#designsurfseminar pic.twitter.com/vlt8hGWtjU
— design surf project (@designsurfpj) 2018年10月12日
展示コーナー
セミナー会場横では、セミナー内で話題に上った製品やソリューション、Tooがおすすめする製品、サービスを幅広くご紹介いたしました。たくさんのお客様にお立ち寄りいただきました。
大勢のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
各セミナーの詳しい個別レポートは、随時公開する予定です。いましばらくお待ちください。
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