社員がアナログ漫画制作に挑戦!ピクシブ様 社内イベントの裏側

インタビュー

2023.10.23

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ピクシブ株式会社様は、「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」をミッションに、イラスト、マンガ、小説作品の投稿プラットフォーム「pixiv」や今話題のマンガ8000作品以上が無料で読める「pixivコミック」などを運営する会社です。

今回、漫画画材のブランド「アイシー」の製品を使っていただき、ピクシブ社で働く社員の皆さまが漫画の制作工程を体験する社内イベントを実施しました。イベントの様子をリポートします。

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漫画の制作工程「トーン貼り」と「ペン入れ」に挑戦

1日のお仕事を終えた社員の皆さまが集まってきて、まずは軽食を食べながら交流。場が温まったところで、株式会社トゥーマーカープロダクツのアイシー製品担当者進行のもと、体験イベントがスタートしました。

今回はアナログ漫画制作の中の工程の一つである「トーン貼り」と「ペン入れ」の二つの体験が用意されました。「トーン貼り」とは、漫画の背景や登場人物の服などに柄を乗せる工程です。粘着性のある薄いフィルムを原稿に貼り、柄を載せたい範囲に沿ってカッターを入れて余計な部分を取り除きます。今回はアイシースクリーンを使って体験していただきました。

「ペン入れ」は、鉛筆などで描かれた下書きの描線の上を、インクでなぞる作業です。アイシーのプレミアムブラックとつけペンを使って作業していただきました。

DSCF2879.jpgアイシースクリーンを使ってトーン貼りを行いました

DSCF2911.jpgペン入れの様子

アナログ作業に全集中の2時間

説明が一通り終わり、いざ制作開始!画材を手にし、一気に集中モードです。今回は、漫画家のるかな先生にも来ていただき、トーン貼りやペン入れのライブデモをしてもらいました。

DSCF2873.jpgライブデモの様子

DSCF2943.jpgるかな先生のペン入れを見学するpixiv社員の皆さま

参加された社員の皆さまからは、「意外と難しかったですが、とても楽しいです。」「昔漫画セットを買ってやっていたので、アナログ作業の楽しさをまた思い出しました。」という声や、中には「漫画家の先生のトーン貼りをお手伝いしていたことがあります。今日久々にやりますが、やっぱりアナログ作業は感触が気持ち良いです。」という声が聞かれ、アナログ作業の楽しさを改めて実感する様子が見られました。また、「ずっと漫画を描きたいという思いがありました。この社内イベントの開催を当日知り、仕事終わりに家から来ました。」という社員さんもいらっしゃって、創作活動への熱量を伺うことができました。定時後から始まったイベントですが、夜遅くまで夢中で作業を楽しむ姿が伺えました。

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誰でも自由に社内イベントを実施するピクシブの文化

ピクシブの社内文化や雰囲気について、今回の企画を運営したピクシブ株式会社 Sketch部 コミュニティマネージャー 工藤様とSketch部 プロダクトマネージャー 徳山様にお話を伺いました。

工藤様(以下、敬称略):普段は、描いた絵を投稿したり、描く様子をLIVE配信して楽しめるコミュニケーションプラットフォーム「pixiv Sketch」のコミュニティマネージャーをしています。pixiv Sketchを利用するユーザーが気持ちよく創作活動を発信できる環境を整える仕事をしています。

ピクシブでは、社員が自発的に社内イベントや交流の機会を創り出す文化があります。コロナウイルスの流行でイベントの開催が難しい時期もありましたが、今は社内イベントや交流が復活しつつあります。

今回のイベント企画以前に、アイシースクリーンのトーン貼りを体験する機会があり、とても楽しかったのでぜひ社員にも共有したいと思いました。コロナ禍で積極的にできていなかった社内での創作活動イベントを復活させたいという思いもあり、今回アイシーさんにご協力いただきました。

徳山様(以下、敬称略):私は普段「pixiv Sketch」のプロダクトマネージャーとして、サービスの企画や拡大に向けた取り組みを行っています。今回お声がけしてもらい、社内イベントの運営を一緒に進めることになりました。

ピクシブには、さまざまな社内イベントやコミュニティが存在します。例えば、「Z活動」という、共通の趣味のメンバーでコミュニティを作り、一緒に楽しむ文化があり、「Zサウナ」「Zダーツ」「Zスプラトゥーン」といったさまざまなトピックで活動が行われています。ピクシブ社員はとにかく楽しいことが大好きな人が多いです。

「たまたま」のコミュニケーションの価値を再認識

工藤:出社が主だった時は、社内でばったり会ったついでに仕事の情報を交換したり、雑談をする機会がありました。そのような会話から、新たなアイデアやサービスが生まれることがあります。リモートワークが導入され、そのような機会が減ったことで、「たまたま」のコミュニケーションの価値を再認識しました。

今回アイシーさんにこのようなイベントを一緒に企画していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今回はアナログ創作でしたが、弊社の普段の仕事環境やサービスとも親和性の高い、デジタル創作を体験するイベントも今後開催してみたいです。

トゥーマーカープロダクツ アイシー製品担当 清水:クリエイティブなことが本当に大好きなピクシブ社員の皆さまと、創作活動の時間を共有できたことが本当に幸せでした。皆さまの素直な反応と熱量を感じました。

アイシーでは、時代に合わせた漫画制作環境をお届けすべく、アナログに限らないサービスの展開を進めています。ぜひまた何か面白いことを一緒に企画できれば幸いです。

DSCF2956.jpgピクシブ株式会社の工藤様、徳山様と、トゥーマーカープロダクツの運営メンバー。お世話になりました。


アイシー製品に関するお問い合わせはこちら:https://www.icscr.jp

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