design surf seminar 2023 速報

レポート

2023.11.10

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Tooは、特別セミナー「design surf seminar 2023 - デザインの向こう側にあるもの - 」を、2023年11月10日(金)に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催しました。4年ぶりのリアルでしたが、たくさんのお客様にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

design surf projectのツイッターアカウント「@designsurfpj」でも当日の様子をリアルタイムに発信しましたので、そちらもぜひチェックしてみてください。

それでは、全8セッションの速報レポートをお届けします!


A-1
ソニー・ホンダモビリティにおける新たな共創デザイン開発

【スピーカー】石井大輔 氏 河野拓 氏/ソニー・ホンダモビリティ株式会社

昨年発足したソニー・ホンダモビリティ。そのブランディング戦略から、エクステリア、インテリア、CMF、UIUX、コミュニケーション、空間デザインまでを一手に担う「デザイン&ブランド戦略部」における様々な開発プロジェクトが紹介されました。

特に、先日のモビリティショーで初お披露目となった次世代EVの1stプロトタイプ「AFEELA Prototype」の誕生ストーリーやその舞台裏のお話は、セッションの注目パートとなりました。両社のデザイナーが融合し、どのような視点とアプローチでデザイン・開発されたのか、そのプロセスが紹介され、大変貴重な内容となりました。

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B-1
拡張する空間概念 地中から空中まで

【スピーカー】湯澤幸子 氏/多摩美術大学 窪田茂 氏/Degins JP株式会社, JCD日本商環境デザイン協会 津山竜治 氏/日本空間デザイン協会, 株式会社野村工藝社

空間デザインの価値を未来へ繋ぐために生まれた、日本最大級の空間デザインアワード「日本空間デザイン賞」。2023年の日本空間デザイン賞の最終審査に携わった窪田茂 審査委員長と湯澤幸子 多摩美術大学教授をゲストに、津山竜治DSA理事がファシリテーターを務め、注目の受賞作品についてお話しが繰り広げられました。

受賞作品の評価ポイントは単なるデザイン性だけでなく、「未来へのメッセージ性」があるか否かが重要とのこと。その評価基準から、デザインの新しい潮流、空間デザインの未来まで語られ、大変興味深いセッションとなりました。

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A-2
設計事務所における横断型クリエイティブについて

【スピーカー】松長知宏 氏/隈研吾建築都市設計事務所

海外プロジェクトも多く手がける隈研吾建築都市設計事務所の設計室長 松長知宏氏にご登壇いただき、3DCG専門チームが目指すチーム横断型の働き方について紹介されました。

セッションでは、隈研吾建築都市設計事務所が今まで生み出してきた具体的な作品を事例に、そのデザインプロセスや、隈研吾氏と具体的にどのようなコミュニケーションが取られているのかが語られました。オノマトペを使ったデザインのすり合わせ、サッカーのパスのように回すことが意識されたコミュニケーションなど、イメージをカタチにするためのコミュニケーションのポイントが語られました。

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B-2
Adobe MAXの最新情報と人工知能が目指す道 〜アドビの岩本さんに聞いてみよう〜

【スピーカー】岩本崇 氏/アドビ株式会社 前田勝規/株式会社Too

本イベントの直前に開催されたAdobe MAX。例年大人気のAdobe MAXレポートセッションですが、今年もアドビ株式会社の岩本さんをお迎えして、重要ポイントがデモを交えて紹介されました。

注目のトピックであるアドビのアプリと人工知能との連携で何ができるようになるのかを中心にお話しされたほか、会場では、来場者参加型の楽しいプレゼントイベントも開催され、大いに盛り上がりました。

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A-3
見たことないアイデアを実現するためのプロセスとカルチャー

【スピーカー】川村真司 氏/Whatever Co.

Whatever Co.の川村真司氏をお迎えし、自社IPに力を入れる理由や、それを可能にするチーム体制やカルチャーについて、具体的事例を交えてお話しされました。

自社プロジェクトを生み出し続けるために、躊躇なくアイデアをアウトプットできる組織文化を大切にしているとのこと。クリエイティブ業界に限らず、どの企業にも当てはまるお話がされ、学びの多いセッションとなりました。

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B-3
10年でどう変わった?あの(業務・お金・知財・契約)話 〜実態調査アンケートから読み解くデザイン業界のリアル〜

【スピーカー】藤井将之 氏/日本デザイン団体協議会(DOO), 藤井環境デザイン

日本を代表するデザイン関連7団体を対象として行われた実態調査アンケート調査をもとに、日本デザイン団体協議会 デザイン保護委員長 藤井将之氏がデザイン業界のリアルを読み解きました。

セッションでは現役デザイナーの実際のアンケート回答とともに、デザインが10年でどう変わったのか、デザインへの接し方について語られました。途中、○×アンケートがとられるなど、来場者とコミュニケーションが取られながらセッションが進められました。

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A-4
Vision To The Future:日本の未来をどうデザインしていくか

【スピーカー】中道大輔 氏/株式会社キッチンアンドカンパニー

世界的なブランドのプロデュース担当を経て、株式会社キッチンアンドカンパニーを設立した中道大輔氏がご登壇。グローバル化が進む中、日本のカルチャーが埋もれてしまいつつある現状をを踏まえ、今後日本の未来をどうデザインしていくべきかについて語られました。

さまざまなグローバルブランド開発を担当してきた中道大輔氏だからこそ見える、世界から見た日本文化の現状と、その良さをどう発信していくべきかが、体験談を交えながらお話しされ、日本人なら聞いておきたい大変興味深い内容となりました。

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B-4
クリエイターのワクワクは止まらない2023 カラダで創り出そう、クリエイティブ!

【スピーカー】樋口牧子 氏/株式会社スタヂオ・ユニ 佐藤翔吾 氏/株式会社博報堂プロダクツ

4年連続で開催されている本セッション。今年は、AIにはできない、人間だからこそ生み出せるクリエイティブを感じてもらうべく、来場者参加型でセッションが進められました。

体操をしたり、描いたり、観察したり…来場者も一緒に身体を動かし、会場一体となって楽しい雰囲気の中セッションが進められました。

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ハッピーアワー

会場ではセッションの他、ホワイエでの展示や、登壇者の方々やご来場の皆さまが交流するハッピーアワー(懇親会)を開催しました。

展示スペース

ホワイエ展示では、design surf seminarの歴史を振り返る展示や、DOO様による展示、Tooグループがご提案するソリューションやサービスを幅広くご紹介。多くのお客様にお立ち寄りいただきました。ご来場いただき、ありがとうございました。

各セッションの詳しい個別レポートは、随時公開予定です。いましばらくお待ちください。

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