探訪!オートデスク株式会社
社員の柔軟なワークスタイルを実現されているデザイン会社、株式会社コンセント様。オンラインホワイトボードMiroを仕事や社員同士のレクリエーションに活用するなど、常に新しいコミュニケーションの形に積極的にチャレンジされています。そんなコンセント様が2021年にオフィスをリニューアルされました。オンラインでの交流が当たり前となってきたいま、リアルの空間にどのような想いを込めているのでしょうか。Miro導入事例取材の際にご訪問したオープンスペースを中心にご紹介します。
「集中」と「発散」によって創造的な時間を生み出す
新型コロナウイルス感染症対策を機にテレワークの全社導入を実施するとともに、アフターコロナの社会を見据えた新しい働き方の検討・検証を続けてきたコンセント様。2021年7月には、コロナ禍収束以降もテレワークとオフィス出社を併用する勤務スタイルとすることを決定されています。テレワークが当たり前となった中でリアルな空間の意義を再考した結果、オフィスを「“集中”と“発散”による創造的な時間を過ごせる場所」として位置付けたそうです。「セレンディピティ」と「余白」をコンセプトにしたリニューアル最大の特徴は、以前からあった社員が執務するセキュアスペースに加え、「発散」の場としてコミュニケーションを促すオープンスペースを確保したことでした。
フロアに足を踏み入れるとまず目に入るのが、キャンプ場のようなエリア。まるで屋外にいるかのような非日常な空間なので、ちょっとした雑談や偶発的な会話もリラックスしながら楽しめそうです。奥には暖簾がかかったボックス席のスペースもあります。主な役割はミーティングスペースですが、ブレインストーミングなど、たくさんのアイデアを出したいときに活用するメンバーも多いそうです。オフィスに訪れたときに、どのような空間なら自然とコミュニケーションが発生するのか、デザイナーやバックオフィスメンバー、役員が一緒になって考えた空間だそうです。
「ぶらぶらBOOKS」と旗がかかった本棚もあります。メンバーイチオシの本を並べることで、新たな知識との出会いをサポートしながら、オフィスに訪れた際のコミュニケーションのきっかけにもなっているそうです。ぶらぶらBOOKSには、Miroを活用したバーチャル版も存在します。オススメの書籍名を書き込んだり、「これ面白そう!」「まだ積読だけど、このあと読みます」などのコメントが寄せられたりと、Miro上でも活発に交流しています。リアルも大切にしながら、オンラインでもコミュニケーションが取れる工夫が凝らされています。
働き方をデザインし続ける
オープンスペースだけではなく、セキュアな空間で作業に集中する執務スペースもリニューアル。「変化をつけること」をポイントに、使う人の目的や気分に合わせて作業する場所を変えられるように設計されているそうです。
このオフィスはまだ完成でなく、今後も意見を吸収しながら進化を続けていくそうです。最大限のパフォーマンスを発揮するために最適な環境を、自らデザインすることで実現された魅力に溢れたオフィスでした。コンセント様が生み出すアイデアや課題解決の原点を垣間見た気がします。
株式会社コンセント コンセント様のMiro導入事例はこちら
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