アナログ画材を楽しんで!漫画画材ブランドのアイシー50周年

レポート

2022.04.28

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昨年2021年10月に、Tooグループの漫画画材ブランド「アイシー」は50周年目を迎えました。これを記念して、アイシー製品を長らくご愛用いただいている漫画家さんにお祝いのイラストメッセージをお寄せいただいています。

これらの素晴らしい原画を私たちだけで楽しむのはもったいない!と、いくつかのマンガ施設にご相談したところ、新潟市マンガの家様に続き、京都国際マンガミュージアム様でも「著名マンガ家によるアイシーへのメッセージ・ミニ原画展」と題した展示をしていただけることになりました。

さらに、「せっかくならワークショップもやりましょう!」ということで「マンガ画材アイシーブランド誕生50周年記念3大企画」を開催していただけることに。4月14日〜5月15日まで開催される展示と、4月17日に開催されたワークショップイベントの様子をレポートします。


アイシーへのメッセージ・ミニ原画展

三大企画の一つ目は、「著名マンガ家によるアイシーへのメッセージ・ミニ原画展」です。明るい日差しが差し込むマンガミュージアム1階の吹き抜けコーナーで、ご縁のあった先生方からアイシーに寄せていただいた、貴重な描き下ろしイラスト13点が展示されています。

毎年発行しているアイシーの情報誌「ALLES」2021年号の表紙を担当いただいた中村明日美子先生の美麗原画をはじめ、人気漫画家の皆さまによる愛あるイラストは必見です。原稿に使用したトーンや実際の漫画まできちんと展示されるなど、マンガミュージアムならではの展示も注目ポイントです。

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アナログ画材を存分に楽しむ

三大企画の二つ目は、4月17日(日)に開催された、少女漫画家のるかな先生によるワークショップです。るかな先生のイラストを印刷した原稿用紙に、ペン入れとトーン貼りを楽しんでいただきました。普段はあまり使わないカッターに少し苦戦しつつも、自分で選んだ柄を貼る楽しさはひとしお。大人も子供も熱中する、充実した90分間となりました。

コロナ拡大以降、人数を集めた対面式のワークショップはしばらく開催できていなかったとのことで、マンガミュージアムにとっても久しぶりの光景となりました。るかな先生に積極的に質問をしたり、漫画家になりたいと言ってくれる方もいたりと、参加者の方にとって貴重な時間になったのではと感じる1日でした。

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アイシースクリーンにチャレンジ

三大企画の三つ目は、アイシースクリーン体験のワークショップ。かなりの漫画好きの方にも、存在があまり知られていない画材「トーン」。ニッチな製品ですが、洋服の柄や背景などを彩るために、アナログ原稿制作には欠かせません。長年にわたって製造・販売を行っているアイシースクリーンをワークショップで気軽にお試しいただけます。

こちらのワークショップは5月15日までの土・日・祝日の開催です。アイシースクリーンの柄の豊富さ、ペラペラの質感や糊の感覚など、触らなければわからない奥深さをぜひ体験してみてください。

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お家に帰ってからも漫画画材に触れてみたい!という方向けに、ワークショップで使用した人気製品をミュージアムショップで販売しています。アイシー50周年記念の、漫画をモチーフにしたマスキングテープも必見です。

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京都国際マンガミュージアムは、アイシーの企画展示のほかにも、常設展示や他企画展示、読み放題の漫画の蔵書などがあり、漫画好きなら1日中いても時間が足らないほどの素敵な施設です。「著名マンガ家によるアイシーへのメッセージ・ミニ原画展」の会期は5月15日(日)までですので、連休のおでかけにぜひ足を運んでみてください。


京都国際マンガミュージアム
アイシー
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