design surf seminar 2019 速報

レポート

2019.10.18

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Tooは、特別セミナー「design surf seminar 2019 - デザインの向こう側にあるもの - 」を、2019年10月18日(金)に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催しました。4回目となる今回は、少し規模を拡大し11本のセミナーを行いました。どのセミナーもデザインをビジネスの側面から捉えた魅力的なものとなり、大盛況のうちに幕を閉じました。

design surf projectのツイッターアカウント「@designsurfpj」でも当日の様子をリアルタイムに発信しましたので、そちらもぜひチェックしてみてください。

それでは、速報レポートをお届けします!


1-1
ICONIC BRANDING

【スピーカー】佐藤可士和 氏/クリエイティブディレクター

国立新美術館のシンボルマークのデザインや、セブン-イレブンジャパンのブランディング、さらには幼稚園のトータルプロデュースまで、様々な領域でデザインを手がける佐藤可士和氏が登壇。会場も満席となり、注目のセッションとなりました。

世界中の情報があふれ、多言語化も加速する現代の社会において、“言語外言語”であるデザインを用いたコミュニケーションは、イメージ形成の非常に有効な手段とのこと。「ICONIC BRANDING」という自身のデザインフィロソフィーを作品事例を交えて解説があり、いかにダイナミックで革新的なコミュニケーションを構築できるかについて紹介いただきました。普段はなかなか聞くことのできない貴重なトークセッションとなりました。

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2-1
アフターデジタル オフラインが無くなる時代のUXのありかた

【スピーカー】尾原和啓 氏/IT批評家、藤原投資顧問書生

経産大臣世耕氏も「日本がすすめるべきデジタル化の道しるべ」と推奨する「アフターデジタル」(日経BP)の著者である尾原氏によるセッションです。

スマホ、ソーシャルが誕生して10年。もはやオフラインの場所は無くなりました。O2Oの先のOMO(Online Merges with Offline)では、すべてが繋がりデータで可視化されます。5G、AI、IoT、VRによって体験拡張される時代の、顧客体験設計のヒントを得ることができたのではないでしょうか。

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2-2
マツダデザインの挑戦

【スピーカー】前田育男 氏/マツダ株式会社

マツダブランドの全体を貫くデザインコンセプト「魂動」を立ち上げ、多くのデザインアワードを受賞した前田氏のセッションです。

130年の歴史の中で最大の分岐点を迎えている現在、クルマにおける「美しさ」の価値がどうなっていくのか?どうしていくべきなのか?その答えを求めて試行錯誤した過程についてお話がありました。日本のカーデザインの将来に一石を投じることができるのか、その挑戦についての熱い想いは心に深く残りました。

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2-3
[テクニカルセミナー] Adobe Creative Cloud Tips 50分一本勝負!

【スピーカー】前田勝規・真山千鶴/株式会社Too トレーニングセンター Desi 講師

TooトレーニングセンターDesiで、長年トレーニングやセミナーを担当している講師が登壇。皆さまが抱えるAdobe Creative Cloudの「もっと効率の良い方法はないのかな?」という疑問にお答えしました。

便利で新しいアプリケーションやサービスが増えているCreative Cloud。調べる時間もないし、いまさら先輩にも聞けないし……という現場の方々に向けたステージとなりました。古くからあるのに注目されていない便利な使い方から、最新機能・アプリ・サービスまで、今から使えるテクニックは目からウロコな情報ばかり。講師の白熱したトークで会場も盛り上がりました。

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3-1
創造性を仕事に取り入れるには〜アート思考とビジネス

【スピーカー】町田裕治 氏/株式会社ボダイ 北川一成 氏/グラフ株式会社

新しいものやことを生み出す現場で、「創造性を引き出す」ニーズが高まっています。デザイン思考の次の一手として期待されるのがアーティストの発想をビジネスに生かす「アート思考」とのことです。

自分が本当にやりたいことを見つけ、次の大きな市場である社会課題に挑戦する。社内やいつものチームでは閉じがちな発想を打ち破り、本当に自由に発想すると、どうなるか語っていただきました。自分の新たな可能性を発見する機会になったのではないでしょうか。

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3-2
美の複合体験施設「S/PARK」の環境とUXデザイン

【スピーカー】信藤洋二 氏・鐘ヶ江哲郎 氏/式会社資生堂

2019年4月にオープンした、資生堂グローバルイノベーションセンター「S/PARK」は、美のインスピレーションを刺激する多様なコンテンツと、公園で自由に過ごすような研究環境を備えています。その、空間とサインデザインや、1階に設置した、過去と未来の年齢を行き来しながらエイジングシミュレーションを楽しめる体験型展示、「BEYOND TIME」の開発背景を紹介していただきました。

「体験」をデザインするというテーマで語っていただいたこのセミナーは、新しい方向性を見せてくださいました。

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3-3
みらいのふつうをつくるために

【スピーカー】臼井重雄 氏/パナソニック株式会社

急激に変化する社会環境、多様化する価値がますます広がる世の中。みらいの豊かなくらしを描くために、デザインの役割は大きく広がっています。

「Panasonic Design Kyoto」設立の目的、デザイナーの力を活かすプロセス改革とデザイナーの多様化、東京若手集団『FUTURE LIFE FACTORY』のオープンプロセスの事例などをあげ、パナソニックデザインがみらいのくらしを描くための挑戦を紹介していただきました。デザインが果たすべき役割をあらためて考える機会となったかと思います。

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4-1
経営戦略、中期IT計画を踏まえた社員のワークスペース変革の実践事例

【スピーカー】井関典克 氏/J.フロントリテイリング株式会社

IT推進部門インフラ担当チームとして、中期経営計画・中期IT計画等のビジョン・考え、方向性をいかに社員が働くワークスペースのデザインや使用するデバイス端末に盛り込み・反映させたのかを、拠点移転プロジェクトやデバイス端末導入プロジェクトでの検討内容や実践内容を基に事例を紹介していただきました。

クリエイティブを支えるITと働き方は深く関わっています。環境を変えたいと思っている企業のヒントになったのではないでしょうか。

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4-2
デザイナーは絶滅危惧種か?

【スピーカー】田中一雄 氏/株式会社GKデザイン機構

プロダクトから都市まで、多様なデザインを手がけた田中氏の考えを聞くことができるセッションとなりました。第四次産業革命の進展に伴って、あらゆる分野で職能の大変革が起こりつつありますが、果たしてデザイナーは生き残っていけるのか。AIの進化によって多くの仕事が消えていくと言われていますが、その時デザインという仕事はどうなるのか。多様な分野を横断的に説明していただきました。

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5-1
ジャパンデザインミュージアムへの期待 ― D-8の活動の視点から

【スピーカー】浅香嵩 氏/日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)会員
天野幾雄 氏/日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)会員
洪恒夫 氏/日本空間デザイン協会(DSA)会員
杉谷進 氏/日本サインデザイン協会(SDA)会員


「日本のデザイン」を説明するための、ひとつの手段であるはずの本格的かつ総合的なデザインミュージアムが、日本には存在しません。登壇者である経済産業省とつながりのあるデザイン8団体(日本デザイン団体協議会・通称D-8)が協働することで、日本全体のデザインを俯瞰、追求することができるのではないかと考え、10年以上共同で検討や研究を行なってきたとのことです。デザインを追求し発信する場を目指したこれまでの活動と、デザインミュージアムに期待される効果について語っていただきました。

長年にわたり培ってきたデザインに対する考え方は、幅広い年齢層のデザインに関わる全ての人の心に響いたのではないでしょうか。

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5-2
世の中の体温を上げる

【スピーカー】遠山正道 氏/株式会社スマイルズ

「Soup Stock Tokyo」やネクタイ専門店「giraff」を展開する株式会社スマイルズを設立し、代表取締役でもある遠山正道氏が登壇。会社も一人ひとりも「自分ごと」とし、三菱商事からベンチャー0号として起業した体験談や、今思うビジネスの在り方などのお話しをしていただきました。

さらに個人の引力など今の時代だからこそあえて分母が小さい。だから、リスクがすくない。だから、思い切ったことができる。というような想いを携えて展開している事業のお話なども織り交ぜて語っていただきました。

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ハッピーアワー

セミナー後にはホワイエにて、スピーカーの方々やご来場の皆さまにご参加いただく交流会を開催しました。お飲み物と軽食をつまみながら、会場のあちこちで談笑の輪ができていました。

ここでの交流が、新しいつながりや刺激、コラボレーションにつながるきっかけになれば嬉しい限りです。


展示スペース

日本デザイン団体協議会が長い時間をかけて研究したデザインの歴史をまとめたパネル展示を行いました。「デザインクロニクル」と「デザインアナトミー」と題された展示では、デザイン団体のそれぞれの分野の代表作や、社会との関係などを多くの方に見ていただきました。

セミナー会場横では、セミナー内で話題に上った製品やソリューション、Tooがおすすめする製品、サービスを幅広くご紹介。多くのお客様にお立ち寄りいただきました。ご来場いただき、ありがとうございました。

各セミナーの詳しい個別レポートは、随時公開予定です。いましばらくお待ちください。

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