本質を見極め可視化する。日本デザインセンター様

レポート

2019.05.30

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今回は、日本デザインセンター様に訪問して、デザイナーの芝田恭子さん、コピーライターの深澤冠さん、そして広報の吉岡奈穂さんにお話を伺いました。Tooの新入社員研修の一環で、お客様の元に訪問して「どんなお仕事をされていますか?」を直接教えてもらう、なんとも贅沢な機会です。

NDC
日本デザインセンター様のオープンスペース「POLYLOGUE」にて

「クライアントの課題に真摯に向き合うこと。その姿勢は社員全員に浸透しています。」と話す吉岡さん。吉岡さんが日本デザインセンター様の会社状況やビジョン、代表的な制作物などを話された後、芝田さん、深澤さんより、それぞれのお仕事についての具体的な制作フローを教わりました。

身近なもののデザイン

まずは、パッケージデザインを専門にする部署に所属する芝田さんより、デザインを決める一連のフローをお聞きしました。

「クライアントのもつ“素材”に、“デザイン”を掛け合わせて“商品”になります。パッケージのデザインは、食品だったら『美味しそうだな』、薬だったら『効きそうだな』といった感情を消費者の方々に抱いてもらい、商品を手にとってもらう必要があります。」というお話からスタート。

試行錯誤の裏話も交えて

仮説を立てるポイントは「商品の特徴」「ターゲット」「販売チャネル」「価格」の大きく4つだそうです。「同じ価格であっても、高級に見せるのかカジュアルに見せるのかは、一緒に並ぶ商品によって変わりますし、もちろん売り場によっても変わります。」とのこと。

飲料、食品のパッケージなどを例に挙げつつ、それぞれの商品が世の中に出て行くまでを教えてもらいました。「自分の作りたいデザインではなく、商品そのものが一番輝ける形を探して試行錯誤することが大切です。」という言葉が印象的でした。

わかりやすく伝える

深澤さんのお話は、コピーライターのお仕事について。キャッチコピーを考える仕事、と思われがちですが、その仕事の領域は徐々に広がっているそうで、企画の立案から取材、長文のボディコピー、細かな商品コピー、校正まで幅広く手がけられています。文章全般の責任を負う仕事だそうです。

取材先で面白い知識を知ることができたエピソードも

どこから着想を得てどう形になったのかを、実際の制作物を見ながら解説してもらいました。驚いたのは、そのリサーチ量です。例えば、百貨店でのカタログのひとつでは、複数の食材がメインイメージの候補になります。企画段階ではそれぞれの食材について「なぜこの時期にこの食材か?」「どこに裏付けがあるか?」ということを、深澤さんがさまざまな文献や言葉の由来に基づいて提案されています。

リサーチのために取材に行ったり、図書館に行ったりする時間も多いそうで、きちんとした裏付けによって「どんな順番で何をどのように伝えるのがいいのかを探ります。」とお話されていました。

大切にされていること

「素朴な疑問も大歓迎です。ぜひリラックスして何でも質問してください。」とのお言葉に甘えさせてもらい、時間いっぱい、さまざまな質問を投げかけました。

「会社にはどんな方が多いですか?」という質問には、「真面目なクリエイティブ好き、が共通しているかも。」「『わかりやすさ』はとても大事にしている概念で、わかりにくいものは却下されます。」なんてお話も。日毎のコミュニケーションで大切にされていること、芝田さんが学生時代にパッケージデザインに開眼したエピソードなども伺うことができました。

NDC
貴重な機会に先輩社員もいっしょに勉強させてもらいました!

生の声を聞いたことで、新入社員たちもお客様のお仕事への理解が深まったはず。また、商社であるTooから購入いただいたソフトウェアや機器などを、お仕事のどのような場面でご活用されているかも伺うことができました。

日本デザインセンターの皆様、本当にありがとうございました!

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