探訪!オートデスク株式会社
2018年夏、学生を対象としたアート作品コンテスト「Liquitex THE CHALLENGE」を開催しました。これは、Liquitex(リキテックス)が主催するアートアワードです。
リキテックスは、1968年に日本での販売が始まって以来、アクリル絵具の代名詞として広く知られるほど、アートの第一線で活躍するアーティストや、これからの時代をつくる次世代のアーティストにご愛用いただいている画材です。Tooのグループ会社バニーコルアートが、リキテックスのブランド展開をしています。
リキテックスをよく知る審査員
アワードの開催にあたって、一番反響があったのは審査員の豪華な顔ぶれかもしれません。
グラフィックデザイナー/アートディレクターの色部義昭さん、現代アーティストとして活躍する小松美羽さん、東京藝術大学で名誉教授を務める坂口寛敏さん、画家・現代美術家として活躍する松井えり菜さんらに審査員をお願いしました。
普段からリキテックス製品と馴染みが深く、また『これからの学生を支援する』というアワードの意図に賛同いただいた方々です。『この審査員の方々に、自分の作品を見てもらいたい!』という声を多くいただきました。
最終審査と表彰セレモニー
2018年12月には、最終審査を兼ねた作品展示と、表彰セレモニーが実施されました。
2018年は初開催にもかかわらず、約4ヶ月間のエントリー期間には全国から多くの作品が集まりました。バニーコルアートのすべての社員が、応募された全作品をひとつひとつチェック。審査員の皆さまも、最終審査ではかなり迷われた様子でした。
表彰セレモニーでは和やかな雰囲気のなか、各審査員から作品の講評とトロフィーが贈られました。受賞を知って驚きのあまり、叫び声をあげて喜んでくださる方も。「また来年も挑戦したい」という声を会場のあちらこちらで聞きました。
入選作品はこちらでもご覧いただけます。
これからの時代をつくる学生を支援したい
今回のアワードを担当した、バニーコルアートのユーコさんに「Liquitex THE CHALLENGE」についてお話を聞きました。
「エントリー作品を毎日チェックするのがドキドキで、すごく楽しみでした! ひと作品、ひと作品のパワーがすごくて『真剣に作品を描いてくれたのだな』と伝わってきました。本当にありがたいです。」
アワード開催にあたり、『ユーザーニーズにこたえる、世界の優れた画材ブランドと画材の製品およびサービスの提供を通じ、永く日本の芸術文化の維持発展に貢献する』というバニーコルアートのコーポレートミッションに立ち返ったそうです。
「『これからの時代をつくる、絵を描く学生のすべてを支援しよう』と。応募資格は学生ということと、リキテックス製品をメインに使っているということだけです。リキテックス製品はラインナップが幅広く、かなり表現の自由度が高いです。F20以内というサイズ規定は、授業で制作に取り組みやすいものを、と設定しました。」
「Liquitex THE CHALLENGE」のイメージカラーは黄緑色。これは「新芽」をイメージしており、今後もアワードを継続して開催していきたい想いが込められています。
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