探訪!オートデスク株式会社
現在、世界55カ所以上の国や地域に出荷されているコピック。プロからアマチュア、お絵かきが好きな子供まで、さまざまなジャンルで年齢問わず愛用されています。この「全世界のユーザー」と共有できるイベントとして、コピック30周年の目玉企画「コピックアワード2017」が開催されました!
世界中のユーザーに応募してもらうには?
日本国内だけでなく環境も言語も違う各国のユーザーに、どうしたら応募してもらえるか、どうしたら楽しんでもらえるのか、さまざまな課題にメンバー一同で頭を悩ませました。結果、「アート&デザイン」「ホビー&クラフト」「コミックイラスト&イラストレーション」の3ジャンルに分け、Webサイトを利用した応募、というかたちでスタートしました。
その結果、国別の応募者数こそ日本が最多でしたが(全体の約36%)、次いでブラジル、アメリカ、台湾、韓国と海外勢が大健闘し、73カ国のユーザーから1,500件以上の応募、1,200件ほどの作品掲載となりました。
受賞作品のご紹介
いよいよ審査です。
審査員はコピックに造詣が深く、各ジャンルでご活躍されている各国のアーティスト、デザイナーの皆さまにお願いしました。
プロダクトデザイナーとしてBMWのバイクデザインも手がけたオリバー・ノイランドさん、アメリカのクラフトアーティストのミシェル・ホートンさん、デビー・オルソンさん、ジェニファー・ドーヴさん。そして、日本からは海外でも人気の高いイラストレーターの窪之内英策さんとデザイナーのコヤマシゲトさん、という豪華な顔ぶれとなりました。
審査員の皆さまも各賞の選出にはかなり迷われたようですが、数多くの作品群から、各部門で見事グランプリを獲得したのは......
アート&デザイン部門
作品名:Iconic Duo - Ferrari and Fiat Dino
作者名:Nigel Müller/オランダ
ホビー&クラフト部門
作品名:Mini Specimen Box (ミニチュア標本箱)
作者名:Yu-Shan, Huang/台湾
コミックイラスト&イラストレーション部門
作品名:Invisible
作者名:陳裕旻/台湾
アート&デザイン部門を制したNigel Müllerさんは弱冠19歳。「優勝すれば東京に行くことができる! と意気込んで応募しました」とのこと。
なんと台湾のアーティストが2部門を制覇しました。Yu-Shan, Huangさんの作品は、プラ板にコピックで彩色してリアルに表現された蝶々。「このリアルな色合いはコピックでしか出せない!」とのことです。
一方の陳裕旻さんの作品には、繊細な自然物の表現の中に5匹のカメレオンが見え隠れしています。皆さま全部探せるでしょうか。目を凝らしてみてください。
コピックのテクニックもさることながら、みなさん素敵なスピーチをしてくれました。グランプリを受賞した3名には賞品としてコピック全シリーズが贈られたほか、副賞として日本滞在4泊の旅もプレゼント。日本滞在中には関連イベント「Copic Thanks Party」も開催され、実作品の展示に加え授賞式も執り行われました。
メーカーの私たちも世界中から一堂に会した作品を1点1点間近で見るのは初めてで、地域独特の表現や色使いをリアルに感じた瞬間でした。ご来場のお客様からも「日本以外でこんなにコピックが使われているとは知らなかった」「こんなにいろいろなジャンルで使われていてビックリ」という声が多く聞かれました。
現在、2回目のコピックアワード2018の開催に向け、企画を進めている真っ最中です! 今年のジャンルやテーマ、審査員などは後日コピック公式サイトにて発表予定です。次はどんな作品がグランプリを受賞するのか、いまからとても楽しみです。日本の皆さまからも、もっともっとたくさんのご応募をお待ちしております。
狙え!! グランンプリ!!!
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