【TD】障がい児入所施設「まごころ学園」にみる居場所のデザイン(前編)子どもたちを取り巻くデザインvol.3
昨年1年間、Tooで配信していた情報発信番組「イラストレーターのウラバナ!」が、『明日から絵描きでいきたい僕が身につけるべきは画力だけでなく××力だった』(出版:玄光社)として書籍化されましたので、さっそく読んでみました。
イラストを仕事にするために必要な力
書籍で紹介されているのは、作画テクニックのような目に見える技術だけではありません。13人の人気イラストレーターから、作品のアイデアの出し方や、仕事として制作を依頼されるための工夫など、イラストを描くことを職業にする上で必要なことが話されています。書籍自体はページ数も多くボリュームがありますが、インタビュー形式なので読みやすく、フルカラーで描き下ろしイラストが入っているなんとも贅沢な作りです。さらに、仕事場の写真や、1日のスケジュールを紹介している方もいたりと、ここでしか見ることができない一面を覗くことができます。
イラストレーターのウラバナ!の書籍が完成しましたhttps://t.co/nELNLkPbsH
— COJIRASE LUNCH BOX (@CojiraseLB) May 15, 2020
『明日から絵描きで生きたい僕が身につけるべきは画力だけでなく××力だった』(長ッ!)
『あすべき』と呼んでください笑
これまでのウラバナ!が読みやすく一冊にまとまっています。よろしくお願いします#あすべき pic.twitter.com/WQ7OrEM0UM
印象深かったのは、どのイラストレーターも共通して「絵を仕事にするならコミュニケーションが大切」といったメッセージを残していることです。イラストレーター戦国時代のいま、画力がある人は世の中にたくさんいます。「この人と一緒に仕事がしたい」と選んでもらうために、自分の作品の魅力を存分に伝える力や、依頼主からの要望をヒアリングして描き方を提案できる力、仕事の幅を広げるための人脈作りなど、人との関わり方を大切にしていました。ひたすら絵を描き画力を磨くことがイラストレーターの仕事だと考えていましたが、この業界で生き延びるためにはさまざまなスキルが必要であることに驚きました。
そのほか、「月に何枚描けば生活できる?」「フリーになる上で最低限必要なことは?」といった現実的な話など、学校やネット検索では集められない情報が詰まっています。私自身はイラストレーターでも絵描きでもないのですが、仕事との向き合い方などではドキッとするお話もありました。イラストレーターを目指す皆さんにとっては、進路に迷ったとき、モチベーションを高めたいときに役立つ一冊になるのではないでしょうか。ぜひ手にとって読んでみてください。
この書籍の元になったWeb番組「イラストレーターのウラバナ」は、アーカイブとして、生放送の様子がこちらに残っています。書籍とあわせて、イラストレーターの皆さんの生の声をぜひチェックしてみてください。
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